共産党発行の「洲本民報」について、ある市民の方から「君は水道料金の値上げに反対ではなかったのか?「洲本民報」によると、反対したのは共産党だけだと書いてあるぞ。どうゆうことだ!」とお叱りを受けました。
私は「当初は反対でありましたが、値上げを回避するには大きな財源が必要であり、現状では5%の値上げ抑制が限界であるという判断から最終的には賛成に回りました。対案を出さず批判だけするのは簡単ですが、後世に借金を残すだけであり、問題の先送りに過ぎません。対案を出せないのに反対するのは無責任である」と答えました。
その方が、納得してくれたかどうかはわかりませんが、あの記事を読む限り、賛成した18人は市民の立場に立っているのではなく、市長の方を向いていると誤解を与えかねないように感じます。
決してそういうことではありません、2か月以上の期間、調査、議論を行い、様々な検討をした結果、市民の皆様に安全な水を安定供給するための苦渋の選択であったのです。
記事には、水道料金が高すぎる理由を本土導水であるとして、「県や国に支援を求める」と書かれています。そんな安易な方法で解決するならばもともと値上げの議論など必要ないわけで、担当の産業建設委員会においても、過去の県との約束を踏まえたうえで、あらゆる方法を検討した結果でありますので、あまりにも現実を無視した意見であります。
財源の裏付けが無いまま水道代を据え置いた場合、一般会計から補てんする事になり、結局市民の皆様の負担となるのです。
粘り強く国や県に支援を求めるのは、言われなくても当然のことであります。
また、水道料金の値上げが提案された19年12月議会においては、人事院勧告に基づく職員のボーナスや扶養手当の増額、若手職員の給料改定も提案されていました。
我々は水道料金の値上げを反対している以上、なんとかその財源を確保しなければならないという立場からこの議案に反対しました。
議員活動においては職員のサポートが不可欠であり、今回は若手の職員の給料改定が主な内容であったため、反対するのは非常に心苦しい選択であったのです。
しかしながら共産党議員はこの議案、つまり人件費の増加に賛成しているのです。
一方で「市民の負担を増やすな」と言いながら、一体5億2千万の累積赤字と毎年5億程度の整備費の財源をどうするのか?という裏付けがなく、全く理屈が通っていません。
どちらにもいい顔をしていると言われても仕方ないのではないでしょうか?
また、20年度予算案に反対「洲本市の借金が19年度末で449億円にもなる。この反省の上に立って予算を編成すべきである」と書かれています。
市長はケーブルテレビなどでもあまり強調しませんが、20年度予算は投資事業の減少などによる市債の発行の減少により26億円もの借金が減少する内容になっているのです。
これにより市民1人当たりの借金が89万から84万円に減少することになります。
人口の減少、世代間の負担の公平性の観点からいっても、これ以上借金を増加させることは許されないのです。
もちろん借金が多いほど毎年の金利も負担しなければなりません。
つまり、借金が多い程どんどん市民サービスに使えるお金が減少し、負担が増えるのです。
もちろん私も細部には不満な部分もありますが、借金を26億減らす予算であることを強調する事こそが洲本市全体のためになると考えます。
国や県の財政難に伴い地方交付税や補助金の削減が続く中で市民サービスの維持、負担の抑制を行うには、行政合併(将来的には淡路1市)による職員数の減を含む固定費の削減しかないというのが我々の考えですが、共産党は市町合併や職員数の減にも反対しています。
国会では「軍事費の削減による財源確保」を主張しており、これには私も大賛成ですが、地方議会では市民生活に直結した議案を審議しているのであり、現実に洲本市政を前進させて行かなければならない責任があります。
過去の大型投資等が原因での厳しい財政状況の中、将来の子供たちの負担を少しでも軽くするため、必要な改革である事を市民の皆様に説明する事こそが議員の役割だと考えます。
我々議会も改革に協力するのは当然のことであります。
もちろん市民福祉の向上は自治体にとっての最大の使命でありますが、それを実現するには予算の裏付けが必要であり、我々の会派「市民・みどりの会」山ア議員も福祉の向上を最重要政策としておりますが、人件費の抑制、議員報酬大幅カット、淡路一市の推進を主要政策とするなど、きっちり代わりの財源を確保した上での提案、要望を行っています。
以上の事を踏まえて市民の皆様には、全体を見てどちらが正しいか判断していただきたいと思います。
2008年04月21日
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